映画「チワワちゃん」門脇麦や成田凌、同年代の監督・二宮健との撮影現場明かす

「チワワちゃん」公開記念舞台挨拶にて、左から二宮健、上遠野太洸、古川琴音、吉田志織、成田凌、門脇麦、寛一郎、仲万美、篠原悠伸、松本穂香。

岡崎京子原作による実写映画「チワワちゃん」の公開記念舞台挨拶が、本日1月19日に東京・新宿バルト9で行われ、門脇麦、成田凌、寛一郎、吉田志織、仲万美、古川琴音、篠原悠伸、上遠野太洸、松本穂香、監督の二宮健が登壇した。

現在27歳の二宮監督のもとに、同年代のキャストが集った映画「チワワちゃん」。成田は「1歳しか歳が変わらない監督もなかなか居ない」と触れながら、「二宮健に『どうしてもやりたい作品があるから出てくれ』と言われてから数年経ち、今日という日をやっと迎えることができ、うれしく思います」とコメントする。門脇は二宮監督との現場を振り返り、「今までベテランの監督とご一緒する機会が多く、監督がおっしゃったことをいかに体現するかに勝負をかけていました。今回は初めて監督と積極的にコミュニケーションを取ることができました」と述懐した。

撮影中は二宮の思いつきによる指示が多く、台本も「遊んでるみんな」「騒いでるみんな」といったト書きのみのシーンが多々あったことが明かされる。「現場に行くまで何をするかわからないこともあった」と言う成田は、「監督が(吉田演じる)チワワちゃんの体に苺と練乳を乗せてなめ回すシーンを思いついて『苺買ってきて!』と言い出したときは、『マジか』ってなりました」と思い返す。篠原も「監督から突然『チワワちゃんへの思いをラップにして歌おうか』って言われて。もう監督が『本番!』って言っちゃってたんで、やりましたよ」と告白し、共演者たちは「怖!!」と驚いた表情を見せていた。

上遠野が「“にのけん”はそのとき一番盛り上がりそうな、ちゃんと僕らの世代をわかってる指示をくれる監督でした」と語ると、二宮監督は「ここでしかできないものを、このタイミングでやらなきゃという気合いがあって。みんなそれぞれの伝説的な瞬間になればいいなと思ってました」と撮影現場での無茶ぶりについて説明した。

最後に門脇は「みんなで一生懸命遊びました。楽しかったと同時に疲れたんですが、改めて若いってすごいんだなと痛感しました」と切り出しながら、「いつか彼らが何年後かに振り返ったときに、『あの時間はなんだったんだろう』と思う日が来るかもしれないですが、そういう時間を過ごせることが若さの特権。若いって、尊くて輝かしいものなんだろうなと思います」と述べる。「10代20代の方にはカッコいい青春映画として、大人の皆様には若かりし頃の自分を思い出してあげられるような映画として届けばうれしいなと思います」とメッセージを贈った。

「チワワちゃん」は若い男女グループのマスコット的存在だった“チワワちゃん”が、バラバラ遺体となって発見されたことから始まる青春ストーリー。映画はR15+指定作品として上映される。

(c)2019「チワワちゃん」製作委員会